!第十三回 八公山的匪徒(13-2)
秦典枢のいる寨は、やや高い丘の中腹にあった。 「头领、道士が一人来て、面会を求めてます」 手下の报せを闻いて、秦典枢は言った。 「きちんと确认して、本物の道士なら通せ」 手下は了解して戻っていく。间もなくして、その道士が入ってきた。 「秦の头领、初めてお目にかかります。私は竜虎山の道士、贺雷先と申す者です」 雷先は恭しく礼をする。 秦典枢は静かに礼を返し、自分の対面に席を勧めた。そして言う。 「最近は流れ者が身を隠すために道士や行者の格好をするが、あんたは本物っぽいな。で、用件は何だ」 「まず、これをご覧いただきたい」 そう言って雷先は、秦典枢に朔月镜を见せた。 秦典枢は、镜面を覗き込む。 「なんだこれは。俺の顔に重なって、天客星って浮かんでるが」 「やはり。実はそれは」 と、雷先は、魔星の説明を始めた。そして追魔剣も取り出して、 収星したい旨を语る。钢先の助言の通り、なるべく気味悪く闻こえるように话を演出した。